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アースエアージェット工法

アースエアージェット工法とは

源泉や水井戸の低下した能力を回復させるための新しい井戸の洗浄工法です。

開発までの経緯

従来、スクリーンパイプ(集水管)の閉塞により揚水量の減少した井戸に対しては、ブラッシングやスワピング等の浚渫・洗浄による改修工事がおもな対策として行われてきました。
しかし、従来の工法では井戸ケーシングの内部は洗浄されても、外部の充填砂利あるいは地下水層までの洗浄は極めて困難であるため、井戸の揚水能力を回復しきれないケースが多々見受けられました。
この欠点を解消するべく、アースエアージェット工法は開発されました。

最大の特徴

この工法の最大の特徴は、洗浄箇所下方からエアを噴射することによって、地下水を排除した空間を作ることにあります。
洗浄箇所には4本のジェットノズルを通って洗浄水が噴射されますが、水中とは違いエアによって作られた空間を通過するため、減圧されることなく高圧のままの洗浄水を噴射する事が可能です。
また、ジェットノズルを延長することで、より至近距離から噴射ができるため、洗浄効果を大幅に高めることに成功しました。

アースエアージェット工法施工の様子
アースエアージェット工法施工の様子
■アースエアージェット工法施工の様子

アースジェット工法施工後

アースエアージェット
作業状況【1】
アースエアージェット作業状況【1】動画を再生する
アースエアージェット
作業状況【2】
アースエアージェット作業状況【2】動画を再生する
アースエアージェット
実施前坑内状況
アースエアージェット実施前坑内状況動画を再生する
アースエアージェット
実施後坑内状況
アースエアージェット実施後坑内状況動画を再生する

アースエアージェット工法の特徴

アースエアージェット工法の特徴

比較

項目 従来工法 アースエアージェット工法
スクリーンの洗浄・目詰まり解消効果 一部分のみ 大幅に改善
砂利充填部分の目詰まり解消効果 ほとんど
困難
大幅に改善
揚水能力の改善効果(水量回復・増加の期待) やや期待 回復の期待大

適用範囲

①通常の井戸洗浄・改修・浚渫工事
  • ・従来工法と比較し大幅に目詰まりを解消
  • ・明らかな洗浄効果の違い
②新規井戸掘削直後の洗浄
  • ・ベントナイトの影響で最初から目詰り?
  • ・井戸能力の過小評価?
③二重管施工前の井戸洗浄
  • ・井戸能力が低下したまま施工
  • ・通常工法では回復の期待少
④還元井の洗浄・改修
  • ・洗浄効果の期待度大
⑤温泉井のスケール 除去・洗浄
  • ・通常浚渫に較べ、温泉井に与える影響少

アースエアージェット工法の作業の流れ

1.ポンプ引き上げ 2.カメラ確認(洗浄前) 3.アースエアージェット洗浄 4.埋没確認(深度確認) 5.埋没除去(ある場合) 6.カメラ確認(洗浄後) 7.ポンプ挿入 8.揚水試験

アースエアージェット工法 詳細資料

アースエアージェット工法 技術資料(13.8MB)

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