開発までの経緯

従来、スクリーンパイプ（集水管）の閉塞により揚水量の減少した井戸に対しては、ブラッシングやスワピング等の浚渫・洗浄による改修工事がおもな対策として行われてきました。
しかし、従来の工法では井戸ケーシングの内部は洗浄されても、外部の充填砂利あるいは地下水層までの洗浄は極めて困難であるため、井戸の揚水能力を回復しきれないケースが多々見受けられました。
この欠点を解消するべく、アースエアージェット工法は開発されました。

最大の特徴

この工法の最大の特徴は、洗浄箇所下方からエアを噴射することによって、地下水を排除した空間を作ることにあります。
洗浄箇所には4本のジェットノズルを通って洗浄水が噴射されますが、水中とは違いエアによって作られた空間を通過するため、減圧されることなく高圧のままの洗浄水を噴射する事が可能です。
また、ジェットノズルを延長することで、より至近距離から噴射ができるため、洗浄効果を大幅に高めることに成功しました。